「アルビン号の深海探検3D」で深海へ旅立とう

3D映画

3D映画(3-D film)、立体映画(りったいえいが)とは立体的に表示される映画である

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概要

左眼用と右眼用の映像を同時に撮影したものなどを、スクリーンに映写機で投影し、専用の眼鏡を観客がかけることなどにより、左眼には左眼用の映像のみを、右眼には右眼用の映像のみを観客に見せることで立体視を実現する。立体映画の方式には様々なものが存在する。

専用眼鏡 Stereoscopy などを用いた立体写真は、19世紀前半にはすでにあった。このため、19世紀末に発明された映画においても、映画史のごく初期から立体映画が撮影・上映されてきた。2005年の『チキン・リトル』においてデジタル上映による3D映画が初登場し、それ以降ハリウッドで多数の立体映画が製作されるようになった。また、ヒットシリーズの最新作を3Dで製作したり、過去の映画のリメイクを3Dで製作したり、過去のヒット映画を2D-3D変換した3D版を劇場公開したりなど、製作本数・興行成績などで3D映画の存在感が増している。この背景には、近年テレビやDVDなどに押され気味の映画館の収益アップと、盗撮による海賊版への対策を図る狙いもある。また立体映画の上映にはDLPなどのデジタル映写機の方が適しているため、デジタルシネマの普及促進も期待されている。

日本の雑誌である「日経トレンディ」が選ぶ、「2010ヒット商品ベスト30」に「3D映画」が2位に選出された。

種類

  • アナグリフ式
    • 異なる色のメガネをかける(赤と青のメガネの場合が多い)。基本的にモノクロ映像に限られるが、通常の映写機で映写可能。作品例:飛びだす冒険映画 赤影(1969年7月)、飛びだす人造人間キカイダー(1973年3月)、飛びだす立体映画イナズマン(1974年3月)、ザ・ユニバース(1985年、科学万博の富士通パビリオンで公開)、オバケのQ太郎 とびだせ!バケバケ大作戦(1986年)、ウルトラB ブラックホールからの独裁者B・B(1988年)
  • 干渉フィルター方式(Interference filter technology)
    • 多重コートフィルタを使って6つの色チャンネル(RGB各2つ)を左右に振り分ける。アナグリフ式と異なりカラー映像に用いることができる。
  • 直線偏光フィルター方式
    • 左右の映像を偏光で投影する事により、偏光板の眼鏡をかけて見る事により立体視できる。カラー画像が可能。直偏光なので平面スクリーンのみでドーム型のスクリーンには適さない。また顔や眼鏡が傾くと正常に立体視できない。1980年代以降の地方博覧会や各地の遊園地等で普及した。
  • 円偏光フィルター方式
    • 右旋と左旋の円偏光を使用する事によって立体視を得る。カラー画像が可能で、顔や眼鏡が傾いても正常に立体視できる。近年のDMD式デジタル投影機で投影される。
  • 液晶シャッター方式
    • 赤外線で映像と同期して左右が交互に遮光される液晶シャッターを使用する事によって立体視を得る。カラー画像が可能。1990年の国際花と緑の博覧会の富士通パビリオンでザ・ユニバース2が上映され、その後、幕張の富士通ドームシアターで爆笑問題が吹き替えを担当した『エンカウンター』等の作品が上映された。液晶シャッター眼鏡や同期システムなど設備が高額になってしまうのが難点。

映画館における立体映画上映規格

現在、映画館で普及している規格は以下の通り。

  • IMAX3D(アイマックス3D)
IMAX専門館で上映される。3D方式は上映館により異なり、直線偏光フィルター方式、液晶シャッター方式などがある。
  • IMAXデジタル3D(アイマックスデジタル3D)
IMAXデジタル専門館で上映される。直線偏光フィルター方式で、左右の映像を二台のプロジェクターでシルバースクリーンに上映するため映像が明るい。IMAXシステムそのものが大規模で高額となる。
  • RealD(リアルディー)
左右の映像を毎秒144回切り換え、それに同調した左右の円偏光フィルターをかけて上映する。フィルター眼鏡が安価で使い捨て可能だが、通常のホワイトスクリーンから偏光専用のシルバースクリーンに張り替える必要があり導入コストが大きい。
  • XpanD(エクスパンド)
液晶シャッター方式。通常のホワイトスクリーンで上映可能なため導入コストが小さく、日本国内で最も普及が進んでいる方式だが、眼鏡が重く光量も不足しがちである。
  • ドルビー3D
干渉フィルター方式。多重コートフィルタを使って6つの色チャンネルを左右に振り分ける事で、自然な多色表現を可能にしている。通常のホワイトスクリーンで上映可能だが、フィルター眼鏡が高価で回収・洗浄の必要がある。
  • MasterImage 3D(マスターイメージ3D)
RealD同様に円偏光フィルター方式使用して上映するが、RealDが液晶フィルタを使用して偏光方向を切り替えるのに対し、MasterImage 3Dは偏光方向の異なる2種類の円偏光フィルタを物理的に切り替えながら上映する。物理的なフィルタ機構を使用するため定期的な清掃が必要になる。
  • NESTRI 3D CINEMA SYSTEM(ネストリ3Dシネマシステム)
液晶シャッター方式。シルバースクリーンが不要の為、導入コストが非常に安い。XpanDと同様のアクティブシャッター方式だが、XpanDに比べて、輝度が高くメガネも軽量で装着感も良い。防犯タグ内蔵。また子供用アタッチメントもある。大阪ステーションシティシネマ(2011年5月4日開業)にて日本初上陸をした。
  • Technicolor 3D(テクニカラー3D)
既存の35mm映写機を使用し、円偏光フィルター方式にて上映する規格。上映に使用するプリントは3D専用のものであり、1コマを上下に分割し、それぞれ右目用、左目用の画像が記録されている。これらの画像を専用レンズにて円偏光にし上映する。

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