不精だった私の、ブラジャーにまつわる忘れられない思い出があります。

大人になった今でこそ、ブラジャーはほかの洗濯物と分けて丁寧に手洗いしていますが、子供のころは下着を丁寧に扱うことなど全く頭にありませんでした。
ネットに入れることすらせず、靴下やTシャツと一緒に洗濯機に放り込みガラガラと乱暴に洗っていました。
当然、ブラジャーが痛むのも早く、しょっちゅう新しいものを買わねばなりませんでしたが、学業に部活にと大変忙しく過ごしていた私は洗濯物に気を配る余裕もなく、擦り切れたものや型崩れがしたものをさほど不自由に思うこともなく身につけていました。
中学生だったある時、昼間ブラジャーをつけていて突然、脇のあたりに痛みを感じました。
何だろう?と思いながらも、授業中だったため確認することもできず痛みを我慢しながら休み時間が来るのを待ちました。
授業が終わると同時にトイレに駆け込み、脇に何が起きたのかと確認してみたところ、何とブラジャーのワイヤーが飛び出して脇を傷つけていました。
普段あまりに乱暴に洗い続けていたため、形がゆがんだワイヤーがついに布の部分を突き抜けてしまったのです。
どうしよう、と思いましたが、ブラジャーを外してしまうことはどうしても考えられませんでした。
その時、季節は夏で、夏服の薄い上衣では下着を外してしまうことはどうしても抵抗があり、やむなくそのまま教室に戻りました。
しかし少し姿勢を変えればワイヤーが皮膚に当たり、授業中も気が散って仕方がありませんでした。
仕方がなく次の休み時間に、ワイヤーで傷ついた部分に絆創膏を何枚か重ねて貼り、どうにか痛みを胡麻化してその日を乗り切ることにしました。
幸い、その日は放課後の部活動もなく、早々に家に帰ることができたと記憶しています。
その後、家にある他のブラジャーのワイヤーはどうなっているのかと改めて確認してみたところ、なんと半分くらいが形がゆがんでいたのです。
適当に洗濯機で洗うとこうなるのか・・・と反省した私は、ひどく形の歪んだブラジャーは捨てることにし、また新しく買うブラジャーは全てスポーツタイプのものにしました。
ノンワイヤーのものならば洗濯機で洗っても形がゆがむことはないし、何より手間がかからなくていいと考えたためですが、忙しい私にはこれが大成功でした。
その後は大人になるまであまりワイヤー入りのブラジャーを買うこともなく過ごしてきましたが、胸の形を気にしてまたワイヤー入りのブラジャーを買うようになりました。
ノンワイヤーのブラジャーは扱いが楽でいいですが、やはりしっかり胸をホールドする力は弱いので形は崩れがちです。
今ではきちんと手洗いし、形を整えてブラジャーを干すようにしていますが、時々今でも中学生の時のことを思い出し、笑ってしまうことがあります。

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